2025年01月31日
なぜ苦しみがあるのか。

地上生活の目的は、いよいよ霊界へ旅立つ時が来た時に霊に十分な備えができているように、さまざまな体験を積むことです。まず、この地球へ来るのは、そのためです。地上はトレーニングセンターのようなものです。霊が死後の生活に対して十分な支度を整えるための学校です。
魂の偉大さは苦難を乗り切る時にこそ発揮されます。失意の落胆も、魂のこやしです。魂がその秘められた力を発揮するには、いかなるこやしを摂取すればよいかを知る必要があります。
失意のどん底にある時は、もう全てが終わったかの感じを抱くものですが、実はそこから始まるのです。あなた方にはまだまだ発揮されていない力───それまで発揮されたものより、遥かに大きな力が宿されているのです。
それは楽な人生の中では決して発揮されません。苦痛と困難の中にあってこそ発揮されるのです。金塊もハンマーで砕かないと、その純金の姿を拝むことができないように、魂という純金も、悲しみや苦しみの試練を経ないと出てこないのです。
人間の生活に過ちはつきものです。その過ちを改めることによって魂が成長するのです。苦難や障害に立ち向かった者が、気楽な人生を送っている者よりも大きく力強く成長していくということは、それこそ真の意味でのご利益と言わねばなりません。何もかもがうまくいき、日向ばかりを歩み、何一つ思い患うことのない人生を送っていては、魂の力は発揮されません。
何もかもがうまくいき、鼻歌まじりののん気な暮らしの連続では、神性の開発は望むべくもありません。そこで神は苦労を、悲しみを、そして痛みを用意されるのです。そうしたものを体験して初めて霊的知識を理解する素地ができあがります。
そしていったん霊的知識に目覚めると、その時からあなたはこの宇宙を支配する神と一体となり、その美しさ、その輝き、その気高さ、その厳しさを発揮しはじめることになるのです。
霊的な宝はいかなる地上の宝にも優ります。それはいったん身につけたらお金を落とすような具合になくしてしまうことは絶対にありません。
苦難から何かを学び取るように努めることです。耐え切れないほどの苦難を背負わされるようなことは絶対にありません。何らかの荷を背負い、困難と取り組むということが、旅する魂の本来の姿なのです。
それはもちろん楽なことではありません。しかし魂の宝は、そうやすやすと手に入るものではありません。もしも楽に手に入るものであれば、なにも、苦労する必要などないでしょう。
痛みと苦しみの最中(さなか)にある時は、なかなか、その得心がいかないものですが、必死に努力し苦しんでいる時こそ、魂にとって、いちばんの薬なのです。
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2025年01月30日
神とは何か。

大自然の仕組みの美事な芸術性、ダイヤモンドの如き夜空の星の数々、太陽のあの強烈な輝き、名月のあの幽玄な輝き、あたかも囁(ささや)きかけるようなそよ風、それを受けて揺れる松の林、さらさらと流れるせせらぎと、怒涛(どとう)の大海原に目を向けさせ、そうした大自然の一つ一つの動きが確固とした目的を持ち、法則によって支配されていることを指摘します。
そして更に人間がこれまで自然界で発見したものはすべて法則の枠内に収まること、自然界の生成発展も法則によって支配され規則されていること、その全体に人間の想像を絶した広大にして入り組んだ、それでいて調和した一つのパターンがあること、全大宇宙のすみずみに至るまで秩序が行き亘っており、惑星も昆虫も嵐もそよ風も、その他あらゆる生命活動が───いかに現象が複雑をきわめていても───その秩序によって経綸されていることを説いて聞ませます。
そう説いてから私は、その背後の力、すべてを支えているエネルギー、途方もなく大きい宇宙の全パノラマと、人間にはまだ知られていない見えざる世界までも支配している奇(くしび)な力、それを神と呼ぶのだと結びます。
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2025年01月29日
スピリチュアリズムとは。

スピリチュアリズムとは信仰ではありません。人間とは本来は霊的存在であるということ、我々は神の不変の法則のもとで生きているということを知る〝知識〟なのです。
神はこの宇宙を不変の法則によって支配し顕現していくように定めました。宇宙のあらゆる側面が法則によって治められているのです。この物的地上界であろうと、人間に感知できない、それよりはるかに大きな霊界であろうと、法則が行き届かないというところはどこにもありません。
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2025年01月28日
祈りとは。

「祈り」とは〈波長を合わせること〉です。
すなわち自分の意思を宇宙の大霊(神)の意思と調和させることであり、大霊とのつながりをより一層緊密にすることです。
型にはまった文句には何の効用もありません。その上、その文句に誠意がこもっておらず、それを口にする人みずから内容に無頓着であるのが通例です。永い間それをロボットのように繰り返してきているからです。
真の祈りにそれなりの効用があるのは事実です。しかし、何と言い訳をしようと、身を粉にして果たさねばならない人間的努力の代用にはなりません。
祈りは、自分の責任と義務を避けようとする臆病者の避難場所ではありません。いかに強烈に祈っても、神の定めた因果律を寸毫(すんごう)も変えることはできません。
人のためという動機、自己の責任と義務を自覚した時に魂の奥底から自然に湧き出る祈り───それこそが霊的であるが故に自動的に反応の返ってくる祈りです。
その反応は必ずしも当人の期待した通りのものではありません。しかし、それはその祈りの行為によって生じた霊的波動が生み出す自然な結果です。
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2025年01月27日
愛について。

気が合うというだけの友情、趣味が同じということから生まれる友愛から、己を忘れて人のために尽くそうとする崇高な奉仕的精神に至るまで、愛は数多くの形態を取ります。
地上では、愛〈Love〉という言葉が誤って用いられております。愛とは言えないものまで、愛だ愛だと、さかんに用いる人がいます。本能の満足でしかないものを愛だと錯覚している人もいます。
愛とは魂の内奥でうごめく霊性の一部で、創造主たる神とのつながりを悟った時におのずから湧き出てくる魂の欲求です。最高の愛にはひとかけらの利己性もありません。すなわち、その欲求を満たそうとする活動に何一つ自分のためにという要素がありません。それが最高の人間的な愛です。
愛は大きさを測ることはできません。重さを測ることもできません。いかなる器具をもってしても分析することはできません。
なのに愛は厳然として存在します。宇宙における最大の力です。大自然の法則を機能させる原動力です。愛あればこそ全大宇宙が存在するのです。宇宙が、その宿命を成就し、全存在がそれぞれの宿命を成就していく背後には、この愛の力が存在します。
生命活動の原動力であり、霊の世界と物質の世界の間に横たわる障害を克服していくのも愛の力です。
完全なる愛は恐怖心を駆逐します。知識も、恐怖心を駆逐します。愛と信頼と知識のあるところに恐怖心は入り込めません。進歩した霊は、いついかなる時も恐れることがありません。なんとなれば、自分に神が宿る以上は、人生のいかなる局面に遭っても克服できぬものはないとの信念があるからです。
これまであなたを包んできた愛が今になって見放すわけがありません。それは宇宙の大霊(神)から放たれる無限なる愛であり、無数の回路を通して光輝を放ちつつ地上に至り、人のために役立たんと志す人々の力となります。気力喪失の時には力を与え、悲しみの淵にある時は慰めを与えてくれます。あなたのまわりに張りめぐらされた防御帯であり、決して破られることはありません。神の力だからです。
愛は死を乗り越えます。愛は永遠不易のエネルギーです。それが宇宙を支配しているのです。
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2025年01月23日
神の御手の中に。

神とは宇宙の自然法則です。物的世界と霊的世界の区別なく、全生命の背後に存在する創造的エネルギーです。完全なる愛であり、完全なる叡智です。神は宇宙のすみずみまで行きわたっております。
神は全生命に宿っております。全存在の内部に宿っております。全法則に宿っております。神は宇宙の大霊です。神は大生命です。神は大愛です。神は全存在です。
神性こそ、その無限の愛の包容力によって私たちを支えている力であり、その尊い遺産を発揮し宿命を成就するよう導いてくれる力です。宇宙における最大の力であり、極大極小の別なく全ての現象を根本において操っております。魂のそれぞれの必要性を察知し、いかにしてそれを身につけるかを知らしめんと取り計らってくれます。自分とはいったい何なのか、いかなる存在なのか、いかなる可能性をもつかを徐々に悟らせる方向へと導いてくれます。
ですから、私たちは愛をもって導いてくれるこの力に安心して身を任せようではありませんか。その愛の導きに身を委ね、いついかなる時も神の御手の中にあることを自覚しようではありませんか。
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2025年01月22日
見捨てるのは神ではなく。

せっかちと短気はいけません。内部から援助してくれる力は静穏な環境を必要とします。故にあなた方は常にリラックスし、受身的で穏やかで平静で、しかも奥に自信を秘めた状態であらねばなりません。その状態にある限りは万事がうまくいき、必要とするもの全てが施されるとの確信をもたなければいけません。
安易な人生からは価値あるものは得られません。困難な人生からのみ得られるのです。
神は決して、あなた方を見捨てません。見捨てるのはあなた方の方です。あなた方が神を見捨てているのです。困難に直面した時、必ず道は開けるのだという自信をもつことです。不動の信念をもてば道は必ず開けます。
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2025年01月21日
不安について。

恐れ、疑惑、心配、不安、こうした邪念は霊界の者が人間に近づく唯一の道を閉ざしてしまいます。
これらの念はあなたの霊的大気であるオーラの働きを阻害し、その心霊的波長を乱します。その障害を取り除くまでは生命力が流れ込みません。
神の計画は完全であり、あなたもその計画の中に組み込まれているのです。あなたも自分自身を完成しなくてはいけません。
いかなる人間も自分で解決できないほどの問題は決して与えられません。克服できないほど大きな障害は生じません。混乱の中にあって冷静さを失わず、心を平静に保ち、精神的に統一状態を維持することが出来れば、内在する霊力が呼び覚まされて勇気と知恵を与えてくれます。それを可能にするのは、あなた方の心掛け一つにかかっています。
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2025年01月20日
消えない宝。

人のために自分を役立てることは尊い行為です。あなたの望み通りの分野で仕事ができなくても、人のためになると思うことを、その時その時に行えばよいのです。
地上の価値判断の基準は死後の世界とは異なります。地上では〝物〟を有難がり大切にしますが、死後の世界では全く価値を認めません。人間が必死に求めようとする地位や財産や権威や権力にも重要性を認めません。そんなものは死とともに消えてなくなるのです。
が、他人のために施した善意は決して消えません。なぜなら善意を施す行為に携わることによって霊的成長が得られるからです。博愛と情愛と献身から生まれた行為は、その人の性格を増強し魂に消えることのない印象を刻み込んでいきます。
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2025年01月19日
人間としてなすべきこと。

どういう種類のことであってもいいのです、自分の能力を伸ばして他人への援助や啓発のために活用する──それが我々のなすべきことです。
すべての人間は、なすべき何らかの仕事があって、この物質界に誕生して来たのです。時には内省の時をもって、果たしてこれが自分にとっての本当の仕事なのだろうか、世の中を啓発する上で少しでも役に立っているだろうか、知識の蓄積を怠っていないだろうか、獲得した霊的真理を人に分け与える努力をしているだろうか、これで最善を尽くしていると言えるのだろうか──正直に自分にそう問いかけてみることです。そうすれば自ずと答えが出てまいります。
自分に正直になり、最善を尽くす──それだけでいいのです。自分は今何をなすべきかを素直に認識するだけでいいのです。その心掛けを日常生活で徹底させれば、決して道を誤ることはありません。この物質界に誕生してきた目的を成就させていることになるのです。
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