2017年11月14日
シルバーバーチの霊訓

「今日の言葉-63」
霊的真理は、単なる知識として記憶しているだけでは理解したことにはなりません。
実生活の場で真剣に体験して初めて、それを理解するための魂の準備ができたことになります。
どうもその点がよく解っていただけてないようです。
種子を蒔きさえすれば芽が出るというものではありません。
芽を出させるだけの養分がそろわなくてはなりません。
養分はそろっていても太陽と水がなくてはなりません。
そうした条件が全部そろった時にようやく種子が芽を出し、生長し、そして花を咲かせるのです。
人間にとってその「条件」とは辛苦であり、悲しみであり、苦痛であり、暗闇の体験です。
何もかもうまく行き、鼻歌まじりの呑ん気な暮らしの連続では、神性の開発は望むべくもありません。
そこで神は苦労を、悲しみを、そして痛みを用意されるのです。
そうしたものを体験してはじめて霊的知識を理解する素地ができあがります。
そして、いったん霊的知識に目覚めると、その時からあなたはこの宇宙を支配する神と一体となり、その美しさ、その輝き、その気高さ、その厳しさを発揮しはじめることになるのです。
Posted by クルト at
18:43
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